2012年7月12日木曜日

7月、乾徳山(日帰り)

2012年7月8日(土)

最初は、この週末に友人と南アルプスへ行く計画を立てていたのですが、天気が悪くて直前まで悩み、中止にしました。楽しみにしていたため諦めがつかず、雨の予報に変わりはありませんでしたが、日曜日に日帰りで乾徳山に行くことにしました。

実は南アルプス行きに備えてトレッキングポールを新調していたので、早速持って出かけることにしました。今までは、amazonで購入した2,980円(ペア)のものを使用しており、特に不便は無かったのですが、今回新調したものは超軽量で、見た目も格好良く、一目惚れしてしまいました。

■FREELIGHT  TREKKING COMPACT 158g 

ベースはFIZANというイタリイアのメーカーのもののようです。
詳細は下記のサイトにて
FREELIGHT
OUTDOOR SHOP DECEMBER


FREELIGHT  TREKKING COMPACT 158g 

乾徳山は鎖場があるので、トレッキングポールは邪魔になるのですが…。使ってみた感想は、今まで使っていたもののほぼ半分の重さだけにとても軽い!という印象でした。


さて、塩山駅南口から8:30発の西沢渓谷行きのバスに乗り、9時過ぎに到着。支度をして、9:14に登山を開始。帰りのバスは16:08です。コースタイムは道満尾根からだと6時間50分くらいでしょうか。意外とギリギリですね。


道満尾根から登ろうと思っていたのですが、
この矢印につられて乾徳山登山口から登っていました。


車道をそれて、登山口へ

地図にも載っている錦晶水。

国師ヶ原のあたりでしょうか。
大きな岩の下にお地蔵さんがありました。

ずっと雨でしたが、一瞬だけ雲が切れました。
晴れていれば見晴らしが良いのでしょう。

月見岩へ向かうところは、草原で視界が開けます。

月見岩
髭剃岩

頂上付近に鎖場があります。

今回、ストームクッカーを持ってきていたので、
山頂で使ってみました。

乾徳山山頂

往きに登った鎖場

帰りは道満尾根から道満山山頂を経て下山。

車道に到着
下山後、湧き水のある無料お休み処がありました。
ありがたいです。

バス停脇の休憩所で乾杯。
(私は禁酒しているので、ノンアルコールです。)

塩山駅でほうとうを食べて帰りました。



以下、メモと歩いた地図のリンク
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乾徳山登山口バス停 9:14
乾徳山登山口 9:39
錦晶水 10:40
月見岩 11:24
髭剃岩 11:50
~鎖場に中学生の団体がいて、少々順番待ち。
乾徳山山頂 12:18
~昼食(45分程)
月見岩 13:33
道満山山頂 14:24
車道 14:57
無料お休み処 15:08
乾徳山登山口バス停 15:29



乾徳山登山口バス停~乾徳山山頂
https://goo.gl/MaQt9R


乾徳山山頂~道満山~乾徳山登山口バス停バス停
https://goo.gl/VBD6mk


2012年7月5日木曜日

アルコールストーブ4(その他の軽量タイプ)

今回は軽量タイプのアルコールストーブを紹介したいと思います。

・AntiGravityGear カタディンストーブ
アルミ製、本体30g、プライマーパン7g

側面の孔から炎が噴出すサイドバーナータイプ。五徳は不要で直接鍋を置けることが魅力。付属のプライマーパンはストーブの底に敷いて、アルコールを少し垂らして点火し、本体をプレヒートするためのもの。火力が強く、燃費がやや悪い印象。


カタディンストーブ
左はプライマーパン
底面の表記
特徴はサイドバーナーのため、五徳を使用せず、
本体に直接、鍋やシェラカップを置ける事です。



・FREELIGHT トリニティワン
約20g

カーボンフェルトを使用したアルコールストーブ。カーボンフェルトを筒状に丸めて立てたところに、アルコールを染み込ませて点火します。

トリニティワンのセット内容。
カーボンフェルトは切って使います。(3~4回交換できると思います。)
トリニティワン
トリニティワン(着火したところ)


・その他
持っていないので使用感はわからないのですが、VARGOのチタン製アルコールストーブに下記のラインアップがあります。いずれも五徳と一体型ですので軽量です。

Titanium Decagon Alcohol Backpacking Stove 重量1.2oz(34g)
Titanium Triad Alcohol Backpacking Stove 重量1.0oz(28g)
Titanium Triad XE Alcohol/Fuel Tab Stove 重量1.5oz(43g)

他には、アルミ缶を利用して自作する方法もあり、色々なサイトで作り方が紹介されています。
また、それらを販売するガレージメーカーもあり、ストーブに限らず、様々なアイディア品を生み出しているので興味深いです。

・最後に
4回にわたりアルコールストーブをご紹介してきましたが、老舗のトランギアと、その進化版とも言えるエバニューEBY254、サイドバーナーで火力が強く五徳不要のカタディンストーブ、とにかく軽いトリニティワン、この4つは個性的で魅力があると思います。(大きさの比較は、以下の写真のとおりです。)


左上:トランギア、右上:カタディンストーブ
左下:EVERNEW EBY254、右下:トリニティワン

これらとクッカーとの組み合わせも色々研究中ですので、また別の機会にご紹介します。


2012年7月3日火曜日

アルコールストーブ3(トランギアの類似品と互換性)

今回は、トランギアのアルコールバーナー(TR-B25)の類似品と、トランギア製品との互換性について記します。


左奥から右へ、EVERNEW EBY254、EBY249、BULIN
左手前から右へ トランギアTR-B25、Esbit、ALOCS

1.EVERNEW EBY254
チタン製、34g。火力調整蓋、燃料蓋ともに無し。


EVERNEW EBY254
底面の表記
アルコールストーブ用スタンドEBY257(チタン製52g)に収納したところ。
※この組み合わせのセット販売(EBY255)もあります。
アルコールストーブ用スタンドと一緒に、チタンマグポット500(75g)に収納したところ。
※3点のセット販売 (ECA268)もあります。

トランギア トライアングルグリッドTRP-301との組み合わせ

アルコールストーブ用スタンドと一緒に、ミニトランギアに
収納することができますがハンドルリフターが入りません。
トランギアのストームクッカーにも装着可能ですが、
EBY254の方が若干径が小さいため、少し不安定です。
追記:2015年に販売されたトランギアのgel burnerをアタッチメントとして使用すると良いです。

EBY254はチタン製で、たったの34gしかありません。専用スタンドEBY257(52g)や、チタン十字五徳EBY253(16g)と組み合わせることでトランギアよりも大幅に軽量化できます。クッカーの購入も検討しているのであれば、チタンマグポット500とのセット品(ECA268)を購入した方が良いでしょう。チタンマグポット500は単体での購入も可能ですが、品薄で手に入りにくい場合が多いからです。

2.EVERNEW EBY249(TATONKA)
ステンレス製、155g。火力調整蓋あり、燃料蓋あり。


EVERNEW EBY249
底には、「TATONKA」の刻印
EVERNEWアルコールストーブ用ゴトク(EBY248)を付けたところ。
火力調整蓋は使用できず、消火もできません。
EVERNEWアルコールストーブ用スタンド(EBY257)も使用できますが、収納に難あり。
スタンド(EBY257)は、五徳を逆さにして収納しますが、
元々はチタンアルコールストーブ(EBY254)用のため、
EBY249では収まりが悪く、少し浮いてしまいます。
そのためチタンマグポット500に収納しようとすると、蓋が閉まりません。

トランギアの五徳(TR-281)を使用した場合の鍋底との距離。 
ミニトランギアに使用する場合、トランギアより全高
が高いため、ハンドルリフターが収納できません。
ストームクッカーに使用することはできます。 

EVERNEW EBY249のメリットを挙げるとしたら燃料タンクの容量が120mlと多いことでしょうか。しかしそのせいでトランギアTR-B25より全高が1cm程高いです。トランギアの五徳TR-23や、トライアングルグリッドTRP-301、TRP-302が使用できないことはデメリットと言わざるを得ません。Evernewの十字ゴトクEBY248、EBY253との組み合わせで使った方が無難だと思います。

また、EVERNEW EBY250という型番のものがありますが、こちらはEBY249から火力調整蓋を無くして十字五徳EBY248とセットにしたものです(燃料蓋はあります)。十字五徳EBY248は単体購入が可能ですが、火力調整蓋を単体購入することはできません。火力調整蓋が必要な場合はEBY249を選ぶ必要があります。


3.Bulin(中国のメーカー)
※BL100-Q1付属のアルコールストーブ
※単体販売は無し?

前回のブログでご紹介しましたが、BulinはトランギアTR-B25より細身で背が高いです。Bulin版ストームクッカーのBL100-Q1にはトランギアTR-B25が入りません。Bulinのストーブは、単体販売が見当たらず、今のところ代替えが無いです。BL100-Q1専用として大事に使う必要があります。


上がトランギア、下がBulin
Bulinの方が若干細く、高さがあります。


4.Esbit ESAB300BR0
※中国製とのこと。後述のALOCSと同じものと思われます。
※本体は、トランギアTR-B25と同じ寸法です。

ストーブ単体での購入も可能ですが、同社の985mlクックセットや、アルミクックセットに付属しています。

5.ALOCS(中国のメーカー)
※CS-B02、CS-B03など、五徳付きで販売されています。
※本体は、トランギアTR-B25と同じ寸法。


左ALOCS、右Esbit。特徴は消化蓋の取っ手。
2者はロゴの刻印以外は、まったく同じものと思われます。

Esbit、ALOCSは、消化蓋に取っ手が付いている以外は、トランギアTR-B25と同じ形状のため、トランギアの付属品は全て使用できると思います。トランギアのプリヒーター(TRFV21)を装着するための溝まであります。


ALOCS(Esbitも同様)には、トランギアプリヒーターを固定
するための溝があり、純正と全く同じように装着できます。

この2者の特徴である、消化蓋に付いている取っ手ですが、動きが渋いため、燃焼中に開閉することは難しいと思われます。
トランギアTR-B25と材質が異なるのか、金属の色が少し違うのと、底部や内部などの細かな作りも異なります。(トランギアの方が作りが良いです。)


まとめ
以上、類似品を色々挙げましたが、ストーブ単体で見た場合、あまり価格差があるわけではないので、トランギアTR-B25を選んだ方が無難だと思います。

トランギア純正でソロ用として使える組み合わせ例は以下の通りです。
・ミニトランギアTR-28T(フライパンと鍋、TR-B25、TR-281のセット)320g
・メスティン(160g)+TR-B25(110g)+TR-P302(58g)計328g

軽量化を優先させたい場合、高価ですがEvernewのチタンセット(ECA268)は魅力です。アルコールストーブ、クッカー、スタンドの総重量はたったの175gです。