2011年8月6日土曜日

雲取山再挑戦(一泊二日テント泊)

2011年7月30日(土)~31(日)

2ヶ月前、思いつきで始めた雲取山登山で、日頃の運動不足がたたり頂上にたどり着けずに途中で断念し、悔しい思いしました。その後再チャレンジに向けて日頃からウォーキングを実施して備えました。


2ヶ月間、iPhoneのWalkmeterというアプリ使って日頃のウォーキングを管理しました。通勤中の電車の乗り換えなど、細かい歩きも記録したところ、ここ2ヶ月で1日平均8~9km程歩いていたようです。


それでも2週間前に予行練習のつもりで登った奥武蔵アルプス~武甲山では、初めの高度差600mの登りがきつくて、平地のウォーキングの効果が得られていないのではと弱気になりました。今回の雲取山でも最初の高度差600m位はきついだろうと。


雲取山の再挑戦は、友人とスケジュール調整を行い、7/30~7/31としましたが、直前に天気が大きく崩れ、雨天決行とするか直前まで悩みました。出発の前日も、当日の朝も平野部では大雨でしたが、とりあえず登山口までは目指すことにしました。


奥多摩駅到着は朝8時半。すぐにバスに乗り換えて登山口のある鴨沢を目指します。2ヶ月前は梅雨の合間でしたが快晴で、バスは超満員で臨時便が出るほどでしたが、さすがに今回は天気が悪いため人は少ないようです。バスの中には10人程度の登山客がいるだけでした。


前回より早いバスに乗ったため、1時間早い出発となりました。鴨沢周辺は曇りで、山梨方面は東京より天気が悪くないようでした。午前中は曇りか小雨で、15時頃に大雨が降ると予測し、大雨の時に頂上付近の避難小屋でやり過ごせば、雷雨でも何とかなるかなという計画。夕方の大雨を過ぎた後は、ずっと雨が続くことは予測していましたので、展望の良い景色や、快適なテント泊はほとんど期待していませんでしたが、今回の再挑戦で、何とか頂上を踏みたい。その一心で登山を開始しました。


いざ登り始めると、思いのほかきつくなく、前回くじけた序盤の坂もなんのその。最初の1時間は立ち止まることなく登り続けることができました!(これが普通なのか)。

鴨沢のバス停からは民家の合間を抜けます。前回はこの坂でくじけました
民家の合間を抜けて一度森に入り、その後車道に出てしばらく行くと登山口があります

お昼までは合羽を着ることなく、気温も低く涼しかったので、前回よりかえって快適な程でした。お昼に堂所のという名の標識があることろで、アルファ米の食事をしました。アルファ米はお湯でふやかすのに30分かかるため、休憩時間も長くなってしまいます。他の方々はもう少し簡単な食事をしているようでしたのですっかり抜かれてしまいました。それでも出会ったのはバスで一緒だった方々など10人に満たないほどで、前回と比べると登山客はかなり少なかったです。

堂所の標識

再出発するころには急に霧が濃くなったので、合羽を着て出発したところ、間もなく大雨が降りだしました。雷雨というほどではなかったですが、予測より早く降ってきてしまいました。たちまち登山道へ川のように水が流れ出したので、足場を気にしながら登り、合羽を着ていたせいで暑くで息苦しかったこともあり、徐々に疲れが出始めました。何度か立ち止まって休むことがありましたが、次第に雨は弱まりました。間もなく前回リタイアした奥多摩小屋の近くというところで雨はあがり、霧の合間に一瞬だけ青空が顔を出しました。その後、青空を拝むことはありませんでしたが。そこから頂上を経て雲取山荘でテントを張って寝付くまでなんとか天気は持ちましたが・・・


大雨で足元は川のよう

奥多摩小屋の手前くらいのところ

前回テント泊した奥多摩小屋で立ち止まることなく進み、その先にある急坂を登りきるとそこが小雲取山のピークであることを知りました。雲取山はこの小雲取山裏ににかくれていて、前回は雲取山を拝んでもいなかったことを知り愕然としました。

前回テントを張った奥多摩小屋。今回はだれもテントを張っていませんでした

小雲取山を登り、来た道を振り返ったところ

小雲取山からさらに進むと、頂上付近の避難小屋が見えてきました。避難小屋の裏手が雲取山の頂上だったのですね。何とか再挑戦にて、東京一高い雲取山の頂上を踏むことができました。気温は17度。残念ながら曇っていて頂上からは何も見えませんでした。頂上では、われわれ以外の人に会いませんでした。

頂上付近にある避難小屋が見えてきました

頂上に到着

これが三角点ですね


頂上でMicrosoftのiPhoneアプリPhotosynthを使ってパノラマ写真を撮りましたが、ちょっと失敗したかもしれません。
http://photosynth.net/view/8e8bf1e8-4bbd-4a52-b786-5ecec811fb01


山頂を超えて、途中鎌仙人なる人物のレリーフに立ち寄りながら、雲取山荘へは17時前に着きました。天気は何とか曇り空のままでしたのでテント泊を決行。我々以外にもテントは4張ありました。雲取山荘はなかなかきれいなとことでした。いつか軽装備で来て泊まってみたいですね。テント泊でもきれいなトイレを借りて、冷たいビールを買うことができたので全く文句は無いです。後は夕食作って食べて、ひたすら飲んで寝るだけだったのですが・・・

雲取山荘で冷たい缶ビールを購入。他にハイボールやワンカップがありました

ビールやら秩父錦やらを飲んで寝ていると、夜中、雷雨と地震が来ました。そして夜中の2時ごろ酔いから醒めるとテントが浸水しているではありませんか!!テント内の荷物をマットレスの上に避難して、荷物を片付けながら防寒対策をして、浸水した箇所にザックカバーなどを敷き詰めてなんとか寝床を確保して眠りに付きました。寝袋を含め、全ての荷物が濡れました。化繊のアンダーウェアを着ていましたが、薄手のフリースと合羽を着込み、ダウンの寝袋に入って寝ましたが、やはり少し寒かったです。木綿の衣服だったらきっと大変だったと思います。友人はWild-1オリジナルの9,800円のテントを使っていましたが、浸水しなかったとのこと。


翌朝テントをたたむと私のテント場だけ水溜りができていました。荷物は水を吸っていたため、往きより重量が増してしまいました。

テント下にグランドシートを敷いていましたが、グランドシートと
テントの間に水が流れ込み、じわじわと浸水しました

奥に見える水溜りが私のテント場。テントを張る場所はきちんと
考えなくてはいけませんね

翌日は埼玉県側の三峰神社を目指しました。帰りはずっと下りというわけではなく、白岩山や、霧藻ヶ峰など、いくつか山越えがありました。天気はずっと雨。7時前に雲取山荘を出発して、三峰神社に着いたのはお昼前。着いてからは山麓亭というお店で、生ビールで乾杯。昼食にお蕎麦と秩父錦を頂いた後、バスで西武秩父駅を目指しました。西武秩父からはレッドアロー号で池袋へ。快適な旅でした。登山後に山麓亭でゆっくりできたのは良かったです。奥多摩側のの鴨川だと商店がひとつあるくらいですので。


どちらかというと三峰神社側のルートの方が大変かもしれません

三峰神社到着後、山麓亭にて身支度をして乾杯

今回大雨を経験できたので良かったです。夏場の2000mの山でも雨に濡れるとフリースが必要だということ。テント場は水はけの良いところを選ぶこと。シュラフはダウンが良いとは限らないこと。足を滑らせしりもちをついたときにザックのレインカバーが破れたこと。などなど色々と勉強になりました。


以下、通ったルートのメモと地図。
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7/30(土)曇り時々雨 夜雷雨
鴨沢 9:30
民家越える 9:42
登山口 10:09
廃屋 10:31 すこし休憩
堂所 12:07   昼食休憩
七ツ石小屋近道の標識(マムシ岩) 13:23
奥多摩小屋 14:49
小雲取山 14:58 少し休憩
避難小屋 15:50 少し休憩
雲取山山頂 15:58 少し休憩
鎌仙人レリーフ 16:27
雲取山荘テント場 16:47


鴨沢~雲取山山頂の歩行記録
https://goo.gl/p5Sa2w


雲取山山頂~雲取山荘の歩行記録
https://goo.gl/6LLJKR


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7/31(日)雨
出発 6:43
女坂の終了地点(男坂との合流地点) 7:02
白岩山 7:59
白岩小屋発 8:53 小屋で炊事&休憩
前白岩 9:12 少し休憩
前白岩の肩 9:22
霧藻ヶ峰 10:00頃
三峰神社 11:26


雲取山荘~三峰神社の歩行記録
https://goo.gl/3wdXD4
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