百名山の甲武信ヶ岳ですが、奥秩父主脈縦走路上で私が歩いてない区間(大弛峠~雁坂峠)に位置するため、縦走の時に登りたいと思ったまま、なかなか登れずにいました。
そうこうしているうちに今年も終わってしまいそうでしたので、ピストンでもよいから登っておこう・・・と思い、今回国道140号線にある道の駅みとみから登ることにしました。
道の駅みとみからは徳ちゃん新道を使い、木賊山の山頂を経て甲武信ヶ岳を目指します。さらに奥に位置する埼玉県最高峰の三宝山まで行ってから、来た道を折り返すとうい計画で、全体のコースタイムは11時間40分です。(結局は計画通りになりませんでしたが・・・。)
道の駅みとみまでバスでアクセスする場合、帰りのバスまでの行動可能時間は7時間弱と短く、乗り遅れる可能性が高いと考えたため、自家用車で行くことにしました。
当初は以上のようなピストンの山行を計画しておりましたが、三宝山に着いてから欲が出てしまい、来た道を下るのではなく奥秩父主脈縦走路を東へ、雁坂峠まで行ってから下山することにしました。
三宝山に到着した時間は正午で、そこから雁坂峠を経由して道の駅みとみに下りる場合のコースタイムは6時間50分になります。このルートは最後に一時間程舗装路を歩きます。日没は17時10分頃ですので、なんとか日没までに舗装路に出られるかな・・・という判断です。雁坂峠~道の駅みとみ間は何度か歩いているので、仮に日が暮れてしまっても特に心配はありませんでした。
結構長いルートですが日帰りで似たようなルートを歩いている人を何名か見かけました。(三宝山を省略している人は多いと思いますが)
7:17道の駅みとみからスタート。後ろに見えるのが木賊山。 |
沢沿いの遊歩道を歩き、登山口に到着。 |
気持ちの良い朝の登山道。 |
木賊山まではひたすら尾根を登ります。 |
シャクナゲのトンネル |
紅葉はまだまだでした。後ろに見えるのは鶏冠山 |
富士山が見えてきました。 |
10:45 木賊山山頂に到着。展望なし。 |
甲武信ヶ岳が見えてきました! |
甲武信ヶ岳からは北へ三宝山を目指します。三宝山の山頂自体に展望はありませんが、山頂手前に「山宝岩」と書かれた標識があり、そこを進むと展望の良いところに出ます。甲武信ヶ岳の山頂は若干混んでいましたが、三宝山は独り占めできたので、のんびり写真を撮ることができました。
12:00 三宝山山頂に到着。 |
甲武信ヶ岳から三宝山に向かう途中左手に「山宝岩」の標識が。 |
賽ノ河原から破風山方面。結構登り返します。 |
破風山避難小屋に到着 |
西破風山の登りは岩場で景色が良いです。 |
右手には富士山。手前に道の駅みとみがある広瀬湖が見えます。 |
秩父側は雲に覆われていました。両神山が頭を出しています。 |
振り返って歩いて来た木賊山方面 |
14:17 西破風山の山頂に到着。 |
西破風山から東破風山の間も岩場が多く展望が良いです。 |
14:37 東破風山山頂に到着 |
破風山は力強く立ちはだかる印象があり、登り応えがありました。その先の雁坂嶺は、緩やかで優しい印象で破風山とは対照的な感じでした。
雁坂嶺を越えれば後は下りのみです。道の駅みとみまで、2時間40分かけて下りました。
雁坂嶺に向かう道 |
15:18 雁坂嶺山頂に到着 |
結果的には、奥秩父主脈縦走路の未踏破部分の一部を歩くことができて、充実した内容になりました。
未踏破部分の大弛峠~甲武信ヶ岳間はもちろん、小川山などを絡めて清里や野辺山の方まで繋げたいなと思っています。(いつになるかわかりませんが・・・)
最後に、通ったルートのメモと地図。
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2014年10月12日(日)
7:17 道の駅みとみ
7:32 田部重治文学碑(登山口を誤り15分ロス)
7:49 徳ちゃん新道登山口
9:11 近丸新道合流地点
10:41 木賊山・破風山分岐
10:45 木賊山山頂
11:06 甲武信小屋
11:29 甲武信ヶ岳山頂
12:00 三宝山山頂(15分休憩)
12:17 三宝岩(10分休憩)
12:50 甲武信小屋(甲武信ヶ岳山頂は巻く)
13:13 賽ノ河原
13:41 破風山避難小屋
14:17 西破風山山頂
14:37 東破風山山頂
15:18 雁坂嶺
15:47 雁坂峠
16:21 井戸ノ沢
16:58 沓切沢橋
17:58 道の駅みとみ
道の駅みとみ~木賊山~甲武信ヶ岳~三宝山
https://goo.gl/vyIl9W
三宝山~甲武信小屋~破風山~雁坂峠
https://goo.gl/SiWSiU
雁坂峠~道の駅みとみ
https://goo.gl/hXp2fR
※高度データがかなり怪しいです。
登り下りともに累積標高は2,000mちょっとだと思います。歩行距離は25km程度でしょうか。
甲武信ヶ岳は山と高原の地図の「雲取山・両神山」と「金峰山・甲武信」に載っています。今回のルートのように雁坂峠など、東破風山より東を見る場合には「雲取山・両神山」の方が良いです。(西は毛木平までカバーしています。)
※2015年版の「金峰山・甲武信」は全面リニューアルされており、甲武信ヶ岳から雁坂峠までの詳細地図が追加されています。
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