2025年8月30日土曜日

クライミングを始めて1年が経ちました

昨年のお盆時期からリードクライミングを始めて、1年が経ちました。

通ったクライミングジムは埼玉県川口市のPump1 で、ほぼ毎週末通い、一年経過時点の成果は、目標にしていた5.11Aというグレードをひとつ登ることが出来たことです。


今回は、この一年の取り組みやクライミングの種類、グレードについて書いておきたいと思います。


私はこの一年、ほぼ毎週末、Pump1をメインにジムに通い、クライミングをしてきましたが、週一回では足りないと感じた時は、平日の仕事終わりにエナージー浦和店にも何度か行きました。エナジー浦和店はPump1川口よりも少しだけ自宅から近いのと、オートビレイ機という一人練習用の装置があるので、自主練のために時々通う時があります。その他、外岩のロッククライミングでは、栃木県の古賀志山に4回ほど行きました。


クライミングジムには、ボルダリング専用のジムと、リードクライミングもできるジムがあります。ボルダリング専用ジムよりもリードクライミングができるジムの方が少なく、出来る場所が限られてきます。


リードクライミングは、ボルダリング同様、道具には頼らず、自分の手足を使って壁に設置されたホールドを登っていきますが、より高い壁を登り、ボルダリングのように下にマットを設置しないので、墜落防止のためにロープを使う必要があります。


ジムではリードクライミングのエリアの一部に、トップロープクライミングもできるエリアがあります。初心者がロープを使ったクライミングを体験する場合、まずはトップロープクライミングに触れると思います。ジムの天井付近の支点にあらかじめ設置されたロープを使い、クライマーがうまく登れず手足を滑らせるなどで落下した場合、天井からぶら下がったロープで墜落を防ぐ仕組みになっています。


一方リードクライミングは、クライマーが自分の腰のハーネスに結びつけたロープを壁に設置された支点に引っ掛けながら登ります。一つのルートに、複数の支点が設置されており、クライマーは登りながら、ひとつひとつ上の支点にロープをかけていきます。手足を滑らせるなどで落下した場合、直前にロープをかけた支点(1番高い位置の支点)で墜落を防止します。直前にロープをかけた支点が、自分の体の下の方や、足元より下だった場合、トップロープで落下した時よりも、落差が大きく、恐怖感や怪我などの危険を伴います。また、ロープを支点にかける動作は、片手でロープを手繰り寄せるときにロープの重さで疲れたり、ホールドを支えている反対の手に大きな負担がかかり、両手の力を消耗します。支点にあるカラビナにロープをかけるための技術や、安全面の知識が必要で、トップロープクライミングよりも難易度が高くなります。


トップロープクライミングの場合もリードクライミングの場合も自分に繋がれたロープの反対側には、ビレイヤーというパートナーがロープをコントロールしています。ビレイヤーは、自分の腰のハーネスにビレイデバイスという器具を装着し、そこにロープを通し、自分とクライマーとの間のロープの弛みの調整や、墜落を止める操作をおこなっています。


クライマーの墜落を止めるためにはビレイヤーが必要で、ビレイヤーはクライマーが落下した際にロープの流れを止める必要があります。ビレイヤーが操作を誤るなどでロープの流れを止められなかった場合、ロープはクライマーの重みで繰り出され続けて、そのまま地面まで落下してしまうなど、大事故につながります。


文章だけではわかりにくいかもしれませんが、ロープを使うクライミングは、クライマーとビレイヤーの2人1組でおこない、自分が登る時にはパートナーにビレイをしてもらい、パートナーが登る時は自分がビレイします。そのためクライミングの技術だけではなく、ビレイの技術も習得する必要があります。


私が通っている埼玉県川口市のPump1では、初心者向けのビギナーズスクールというものがあり、トップロープとリードそれぞれのクライミングと、ビレイ技術を学ぶことができます。この講習を修了すれば、Pump1で自由にトップロープクライミングや、リードクライミングをおこなうことができます。私も1年前にこの講習を受けました。もちろんすでに技術を習得されている方であれば、この講習を受けなくてもジムの利用は可能だと思います。


いずれにしても危険を伴うスポーツですので、万が一の事故でも自己責任となります。危険を回避するための知識や技術の習得、安全性の高い装備に関する知識や、状況に応じた装備の選定等、各々で常に最新のものにアップデートしていく必要があると思います。


グレードについて


クライミジムには、複数のルートがあり、ルートのことを課題とも呼びます。課題にはグレードがあります。グレードは難易度によって細かく分かれています。


グレードの表記方法は、国などによって複数ありますが、日本のリードクライミングでは、デジマルグレードシステムというものが使われる場合が多いようです。


これは、5.7、5.8、5.9…のように、5の小数点以下の数字が大きくなればなるほど、難易度が上がります。


小数点以下という表現を使いましたが 、実は正しくなく、5.9の上は5.10になります(数学的に5.10は、5.1のような気がしますが、デジマルグレードシステムでは、5.10は5.9より上のグレードです)


そして5.10以上は、末尾にアルファベットが付き、AからDの4段階に細分化されます。難易度は、アルファベットがAからDに進むにつれ、上がっていきます。


したがって、5.7 、5.8、5.9、5.10A、5.10B、5.10C、5.10D、5.11A、5.11B 、5.11C、5.11D、5.12A…という順番で難易度が上がっていきます。


また、5.10A以上の場合、「5.」の部分を省略して、10A、10B、10C、10D、11A…のように表記することが多いです。


先週、Pump1に行った時に確認したのですが、1番簡単な課題は5.7で、最高グレードは14Aでした。課題の内容は数ヶ月ごとに変わりますが、およそ20段階のグレードに分かれています。


グレードはジムによって基準が異なるようです。私は、Pump1とエナジー浦和店と、古賀志山のグレードしか知りませんが、同じグレードの場合、Pump1川口は、エナジー浦和店よりも難しいと思います。私はエナジー浦和店でリードクライミングは2回してしていませんが、Pump1でやっと登れるようになった11Aをエナジー浦和店ではその7ヶ月前に初登で登れてしまいました。


古賀志山のグレードはそのPump1よりも遥かに難しく、最初に行った時はすでにエナジー浦和店で11Aを登れていた後ですが、5段階も下の5.9を上ることができませんでした。


一旦、私の感覚でPump1グレードを基準に、それぞれのグレード感について説明していきます。


Pump1の5.7や5.8は、初心者がトップロープで登る場合、ハシゴを登るように簡単に登ることができると思います。傾斜がゆるい課題であれば、最初のトライで登ることもできるかもしれません。しかし傾斜が急だったり、グレードが5.9くらいになると、最初のトライで登れる可能性は低くなると思います。トップロープではなく、リードクライミングの場合はなおさらです。


さらに5.10台になると、初心者が最初のトライで登り切ることは、かなり難しいと思います。何度もトライをしたとしても、登れるまでに時間がかかる可能性もあります。5.10A、5.10B…とひとつずつグレードを上げていくたびに、時間がかかると思います。


そして、5.11台に到達するとイレブンクライマーと呼ばれ、中級レベルに達したと言えます。さらに5.12台に到達した人を上級者と呼ぶことができると思いますが、そこに到達できる人は、かなり少なくなるようです。そして5.13台となると、一般の人はほぼ無理で、選手クラスの人でないと登れません。その上の5.14台は、オリンピック選手級のトップクラスの人でも難しいレベルになります。


私の話に戻します。私は、冒頭に書いたとおり、ジムに通い始めて1年を経過したタイミングで、Pump1の11Aの課題を一つ登ることができました。その手前では、10Dの課題を3つほど初登でクリアしていました。10Dの課題で初登で登れず時間がかかったものの中には、2〜3ヶ月要したものもあります。この1年、クリアまでにかかった期間で最大のものは10Cのもので、4ヶ月でした。


ひとつひとつレベルアップしていく過程で、つまずくこともあります。それらを克服していくという意味合いから、クライミングのルートを「課題」と呼ぶのかもしれません。


クライミングを始めて1年で、Pump1の11Aをクリアするというのは、比較的順調な成長と言えそうです。Pump1には、11Aを登ることを目標にした、レベルアップスクールがあるので、そのような講習を利用するのも良いかもしれません。


私は、レベルアップスクールを利用しなかったのですが、自分の目標を達成するために、減量と日々の筋力アップのためのトレーニングや食事制限、柔軟体操の実施、クライミング技術の習得に取り組んできました。一時期は禁酒もしていました。


減量とトレーニング、筋力アップや疲労回復のための食事については、最近何かと話題の ChatGPTを活用しました。


ChatGPTには、iPhoneやApple Watchで計測される、日々の消費カロリーや、歩行距離、登った階段の記録や、日々のトレーニングの内容(鉄棒のぶら下がりや、懸垂、腕立てふせなど)の他に、食事の内容と、体重・体脂肪率を毎日伝えました。


Chat GPTは、それらの情報をもとに、カロリーの摂取と消費の収支、トレーニングによる体重の増減の傾向や、摂取したタンパク質量とトレーニングの量による筋肉量の増加の傾向を分析してくれます。自分が摂取した食事のカロリーをネットなどで調べて、ライフログ系のアプリに登録する、といった従来の記録方法よりも、はるかに楽だと思います。


クライミングにおいては、体重が少ない方が有利で、体重を抑えつつも必要な筋力をつける必要があります。身長170cmちょっとの私は、体重58kg台、体脂肪率13%台を目指し、この1年で7kg程の減量をおこないましたが、途中から導入したChatGPTのおかげで、掲げた目標を難なく達成することができました。この経験から、トレーニングや体調管理にAIを活用していくことに可能性を感じています。禁酒をしていた時期は、褒めてもらったり、励ましてもらったりもしたので、精神面でもかなり助けになっていたと思います。


最後に直近の話ですが、先週私がPump1川口に行った時、後から森秋彩選手が来ました。私は先に帰ったので最初の方しか見ていなかったのですが、最初ボルダリングをしていて、リードのエリアに来た最初のトライが13Dでした。今までそんな強者を見たことがありません。森秋彩選手は、その課題の終了点近くで手を滑らせて落ちてしまっていましたが、そこに至るまでは登り切れそうな雰囲気がある、圧倒的な登りをしていました。


森秋彩選手のような、世界最高レベルの人でも登れなければ、登らなくてはならない課題が残ります。オリンピック選手であれ、私のようにクライミング歴1年のものも、クライミングは、各々の限界に挑戦し、課題を克服して自分の新たな能力を解放していくスポーツなのだと感じました。


そんなわけで、現在私はクライミングにハマっています。これからも、このブログにクライミングの進捗や、道具のことなど、書き記していきたいと思います。

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