2012年1月29日日曜日

1月、雪の大菩薩峠

2012年1月22日(日)


都心は1/20に初雪が降り、週末は関東甲信のどの山も雨との予報でした。一週間以上前から、この週末は、友人と大菩薩嶺、大菩薩峠に行くことを決めていましたが、雨の予報が続いており、前日まで天気予報とにらめっこをしていました。


結局1/22は昼まで雨の予報でしたが、雨天決行としました(いつもの事ですが…)。中央本線で、山梨県の塩山駅をめざし、塩山駅から大菩薩峠登山口まで、バスで向かいました。バスの乗客は我々以外に、3組5人いました。


大菩薩峠の登山口より先は、冬季は車の立ち入り禁止ですが、夏だと結構上のほうまで車で登れるみたいです。夏はきっと混むのでしょう。


歩き始めた時に雨は止んでいました。前日は雨というよりは、雪が降っていたのでしょう。登山道に入るとだんだん雪が深くなってきたので、一応軽アイゼンを装着しました。雪道の山歩きは、私も友人も初めてでしたので良くわからなかったのですが、新雪の場合、アイゼンをつけてもあまり意味が無いようです。


大菩薩峠の登山口バス停から上日川峠を目指します。




初めて軽アイゼンを装着


新雪なので、軽アイゼンをつけても意味がなかったようです。


下界は、朝もやに包まれていました。


服装は、インナーにmont-bellのスーパーメリノウールEXP.ハイネックシャツを着て、パタゴニアのR1 Hoody、Nano Puff Vestという格好でしたが、2時間程歩くと、結構汗をかきました。止まっていると汗冷えするので体温調節が難しいです。それほど風が強くなかったので、最後までこの格好で通しました。


Patagonia R1 Hoody


Patagonia Nano Puff Vest




ロッヂ長兵衛まで2時間程かかり、そこから福ちゃん荘までは25分。唐松尾根分岐で大菩薩嶺方面と、大菩薩峠方面に分かれます。大菩薩嶺は、展望が無いようですので、先に目指しておいて、下りで展望を楽しみながら大菩薩峠まで目指す方が良いと考えました。




バス停から2時間、ロッヂ長兵衛に到着。


ロッヂ長兵衛から、福ちゃん荘までは25分。



福ちゃん荘のに分岐があり、左の唐松尾根を選択。


大菩薩嶺は展望が無いです。


大菩薩嶺の三角点。


雷岩からの展望、絶景。

新雪で歩きにくいです。後ろに南アルプスが見えます。


さいの河原で、ワインなどを飲んでいたら、
時計はこの時すでに14時をまわっていました。


大菩薩峠に到着。誰もいませんでした。


大菩薩峠から南アルプス。


大菩薩峠からは、奥多摩方面を下山することにしました。丹波発の奥多摩駅行きの最終バスは18:20。フルコンバという分岐についた時には、丹波発の終バス間に合わないと判断したたため、小菅方面に下りることにしました。小菅のバスの時間を調べていなかったのですが、コースタイムが丹波より短いため、何とかなると判断しました。しかし小菅方面は、踏み跡無し。膝下の深さの新雪を進んだため、思うようにスピードを上げることができません。そして、車道に出てからは、土砂崩れの影響で迂回の必要があり、雪道の迂回路は梯子あり、急勾配ありで難儀しました。雪が無ければ大したこと無かったのでしょうけれども。


丹波を目指していたが、終バスに間に合わなそう
だったので、小菅を目指すことに。


小菅へ向かう道は鹿の足跡があるだけで人の気配なし。
はしごが架かっているところも雪でこのとおり。
踏み外したら危険。




迂回路を過ぎてから車道を歩きはじめた頃には、日が暮れてきました。小菅のバス停に着いて、バスの時間を見てがっかり。10分前に終バスが出てしまったところでした。しかたなく、タクシー会社を調べると、一番近いところでも20km離れた奥多摩駅周辺にあるのみ。奥多摩駅のタクシー会社に電話をしましたが、出てもらえません。


しばらく途方にくれて、村役場に人がいらしたので、タクシー会社を調べていただいたところ、奥多摩駅のタクシー会社は3台しか車が無い上に、営業時間外のためNG。その他のタクシー会社は、エリア外との事でNGでした。役場の方にバスも調べていただいたところ、奥多摩湖の奥にある深山橋というところまで下りると、丹波方面からのバスと合流する道のため、19:29分の最終バスがあるとの事。丹沢発の最終は18:20でしたが、丹波より手前から出発するバスでもっと遅い時間にでるものがあるのですね。


小菅の村役場から深山橋まで7.2km。残された時間は1時間10分。役場の方にお礼を告げて、急いでバス停を目指しました。雪道を23kmも歩いた後でしたので、1時間10分で7.2kmというのは、経験的にはギリギリアウトという感じです。奥多摩駅までは20kmあります。奥多摩駅から浦和方面に帰るためには、22時21分が終電なので、仮に奥多摩駅まで歩くとしても、時速5kmで休まず4時間歩かなければなりません。


1時間10分で、7.2km先の深山橋の終バスに間に合わせるか、4時間で、20km先の奥多摩駅まで歩くか、の2択でしたが、友人は後者は絶対嫌だとのことで、半ばジョギング状態で深山橋を目指し始めたのでした。


7割程進んだところでしょうか。後ろから来た軽トラが止まってくれて、荷台に乗せてくれました。おかげで深山橋の終バスに間に合い、無事に帰ることができました。相方の話では、軽トラの方は、先の役場の方だったとのことでしたが、私は気が付きませんでした。ご好意に感謝です。


今回のスケジュールは、16時台の丹波発のバスに乗れなければ、18:20の終バスで帰る・・・という計画で、18:20の終バスに間に合わなかったときのエスケープルートを考えていませんでした。せめて小菅の終バスの時間や、去年夏に起きていた小菅の土砂崩れの情報を得ておくべきでした。


以下、歩いた地図とメモ
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大菩薩峠登山口から小菅(橋立下)バス停
https://goo.gl/ihSPT6


大菩薩峠登山口(塩山側) 8:02
千石茶屋 8:37
上日川峠 ロッヂ長兵衛 10:02
(休憩20分)
福ちゃん荘 10:45 
(休憩15分)
雷岩 12:14
大菩薩嶺 12:24
雷岩 12:35
さいの河原 13:25
(休憩35分)
大菩薩峠 14:12
フルコンバ 14:53
大菩薩峠登山口(小菅側) 16:19
小菅バス停 17:39


雪道だったこともあり中々ハードでした。バス停からさらに7km近くジョギングしたわけです…。自宅から最寄駅の往復の歩きも加えると、合計で35km強歩いたことになります。


2012年1月21日土曜日

ミラーレス一眼について

2012年1月21日

カメラの話。

ここ数年、ミラーレス一眼の人気があり、色々な機種が出そろってきました。最近の機種はコンパクトカメラ寄りのエントリー機と、高級感を持たせたハイエンド機という具合に、二分化してきたように見えます。


Panasonicは、2008年秋にEVF(液晶ビューファインダー)搭載機のLUMIX DMC-G1を発売し、後継機はG2を経て、現在のG3に至っています。G10のような廉価版の他に、上位派生としてDMC-GH1、GH2が発売されました。


EVFの無いタイプでは、DMC-GF1を皮切りに、GF2、GF3と続いています。上位派生として、DMC-GX1というモデルが2011年11月に発売されました。


Olympus は、2009年の夏にノスタルジックなデザインに往年のPENの名を冠した、PEN E-P1を発売して人気を博しました。そこからエントリー向けに、ライト(E-PL)シリーズを発売し、2011年の秋には、さらに下位のミニ(EP-M1)を発売しています。ラインアップは下位側に派生してきています。


以上は、マイクロフォーサーズ陣営です。マイクロフォーサーズ以外にも、SONY NEXシリーズ、PENTAX Q、Nikon 1シリーズ・・・と各社ミラーレス機に参入してきています。


●ミラーがある一眼レフと比べてミラーレスの長所は?


1.ボディやレンズを小型にできる。
2.ライブビューが有利。
3.フランジバックが短い。(後述します。)


・・・ということだと思います。


ライブビューでは、バリアングル(可動式)モニタによる、ローアングル撮影や、ハイアングルの撮影が容易になります。また、マニュアルフォーカス時には、ピント位置の拡大表示が出来て非常に便利です。下記のような使用例は、光学ファインダーより断然有利といえます。


Panasonic Lumix GH1
バリアングルモニタを使い、ピントあわせは、画面の
任意の場所を拡大してマニュアルで行うことが可能。

一眼レフタイプのカメラでも随分前からライブビューを取り入れていた機種もありましたが、構造上、ミラーを上げたり下げたり内部的にバタバタ動いたり、シャッターのタイムラグが大きい、バッテリーの消耗が激しいなど、ストレスを感じる事が多いです。



一眼レフタイプの場合、ミラーが上がっている間が、ミラーレスと同条件と言えます。しかしカメラの機種によっては、ミラーに透過式のものを使用して、ミラーを上げずにモニタするものがあったり、撮影用のセンサーとは別に、ライブビュー専用のセンサー用いて、実際に撮影される画像と異なるものをモニタするものもあります。


私個人の意見としては、一眼レフタイプでライブビューを行う・・・という事にメリットを感じません。構造上、ライブビューはミラーレスに任せる方が良いと思います。


一方一眼レフタイプは、光学ファインダーがしっかり出来ているものを選びたいです。これはフィルム時代からそうですが、軽量化や、コストダウンのため、多くのエントリー機が、ペンタプリズムでは無く、ペンタミラーを使用していたり、ファインダー視野率や、ファインダー倍率が小さいなど、ファインダー性能を犠牲にしているために厳密なピントあわせがしにくくなる可能性があります。さらにライブビューを入れるとなると、そもそもミラーや光学ファインダーは要らないのでは?と思ってしまいます。




●カメラの基本操作について


ミラーレスに限らず、カメラのおまかせモードに飽き足らない場合、自分で色々設定したくなるので、機能を呼び出す際に手間が少ないほうが良いです。

エントリー機の場合、大抵は機能系のボタンが少なく、メニューボタンからあれこれ項目を選択して十字キーや、ダイヤルで設定しなくてはならないため、操作が面倒になる場合が多いです。

カメラの基本操作として必要な機能は以下になります。どのカメラでも必要な機能なので、これらが使いやすくレイアウトされている事がカメラ選びの重要な要素だと思っています。

・撮影モード(露出に関するプログラムの選択)
・ドライブモード(連写や、セルフタイマーなどの選択)
・露出補正(明るさの自動補正を補う調整)
・ホワイトバランスの設定
・ストロボの設定
・AF方法の設定(動体予測などや、測距点の選択など)
・測光方式の設定
・ISO感度の設定

Panasonic LUMIX G1,G2,GH1,GH2あたりのEVF搭載機が従来のカメラの操作を踏襲しており、アナログ感があり、直感的に操作できるため好感が持てます。LUMIX G3になってから、GHシリーズと差別化するためか、初心者向けにシフトしたたため、操作系を端折りすぎた感じがします。タッチパネルをどう評価するかは、今のところはなんとも言えません。

OLYMPUS PENは、先述のPanasonicのEVF搭載機と比べ若干操作がしにくい印象を持っています。PanasonicのGFシリーズや、GX1と比較する必要があるかもしれません。



SONY NEXは独特でマニアックな操作を要求する印象があります。センサーサイズは、APS-Cサイズと大きい割りに、カメラのボディが小さいのが特徴です。一眼レフタイプで上位のアルファシリーズとの住み分けがありますので、エントリー機の位置付けでしょうが、スペックは高いです。



●センサーサイズについて
ちょっとこだわって写真を撮りたいなら、センサーサイズは、なるべく大きいものを選んだ方がが良いです。一番の理由は、背景のボケ味が大きいことだと思います。

背景をぼかした方が、主題が引き立ちます。反対にボケを減らして、ピントに奥行きを持たせたい場合は、絞りを絞り込めば良いです。ボケを大きくするためには、高価な大口径レンズや、望遠レンズ、マクロレンズを利用する必要がありますが、それ以前に大きなセンサーサイズを選ぶということも重要です。

背景のボケの大きさは、下記の条件で変わります。


1.焦点距離が短いレンズより、長いレンズの方がボケが大きい。(より望遠の方がボケが大きい。)


2.絞り込むより、絞りを開けた方がボケが大きい。


3.被写体に寄って撮影した方がボケが大きい。

センサーサイズが小さいと、同じ画角を得ようとした場合、焦点距離が短くなるため、同じ画角では、センサーサイズが大きいカメラよりボケが少なくなります。


ミラーレス機のセンサーサイズの比較は、以下のとおりです。
SONY NEX>マイクロフォーサーズ(パナソニック、オリンパス)> Nikon 1> Pentax Q

以下、マイクロフォーサーズ、APS-Cサイズ、フルサイズという順で、同じ画角と絞りで背景のボケ具合を比較してみましょう。



マイクロフォーサーズ 
35mm換算で50mm付近、絞りはf5.6

APS-Cサイズ
35mm換算で50mm付近、絞りはf5.6


35mmフルサイズ機
50mm 絞りはf5.6


以上の作例で、センサーサイズの大きさの違いによるボケ味の違いをお分かりいただけましたでしょうか。センサーサイズが小さいと、大口径レンズを使って絞りを開放にしても、かつてのフィルム一眼レフで得たようなボケ味は得られにくいのです。


●ミラーレスで魅力的なカメラは?


ボケ味はさておき、センサーサイズは、マイクロフォーサーズがちょうど良いと思います。


個人的には、Panasonic LUMIX GH2が興味深いです(GH1を愛用しています)。しかしGH2も発売から時間が経っているため、購入をするなら、後継機の登場を待ったほうが良いかもしれません。

シャッターを押すだけのカメラを考える場合、センサーサイズ云々は抜きにして、Nikon 1が良いと感じました。AF性能、連写性能が優れています。

レンズ交換式では無いものでは、高級コンパクトの部類になりますが、RICHO GRシリーズや、FUJI X10、X100も良いです。

●最後に


ミラーレス機の特徴として挙げた、フランジバックが短いということも触れておきましょう。フランジバックとは、撮像素子(フィルム)からレンズマウント面の距離ですが、これが短いということは、マウントアダプタ介してフランジバックを合わせてあげれば、往年の一眼レフレンズでもピント合わせができます。

※なお、絞りリングが無いレンズでは、絞りの操作ができませんので、絞りリングがある古いマニュアルフォーカス用のレンズが適します。


ミラーレス機の場合、液晶でモニタするため、開放F値が暗いレンズでもストレス無く使用できる点も大きな魅力です。

マイクロフォーサーズ用のアダプタは、サードパーティ製がほとんどですが、国内外含め色々なメーカーからでています。ピント合わせはもちろんマニュアルになります。フィルム時代からの一眼レフユーザーの場合、このあたりにミラーレスの付加価値を見出している方も多いのではないでしょうか。





Olympus E-PL1  + Leitz Elmar f=5cm 1:3.5



 


Panasonic Lumix G1 + Canon TS35mm/2.8


メーカーには、EVF搭載機で、操作系のしっかりした、堅牢なミラーレス機を作って欲しいです。

(おわり)


2012年1月12日木曜日

1月の丹沢主脈縦走

2012年1月7日(土)

久々のブログ更新です。

毎年秋から年末にかけて仕事がとても忙しく、山もご無沙汰となっていてブログ更新どころではありませんでした。

仕事は、年が明けてから春先まで少し落ち着くのですが、今年の正月は2日から5連勤で、その後3連休という予定でした。

3連休の初日だけ予定が空いていたため、山に行く計画を練っていました。5連勤最終の金曜日の夜、恵比寿で新年会をした後に、一度浦和の家に帰って着替えをして、荷物を担ぎ、終電で丹沢を目指したのでした。

小田急線の渋沢駅から歩き始め、酔いも醒めぬまま、夜通しで塔ノ岳を登ることにしました。

出発が終電ぎりぎりで、焦って支度をしたため、地図とiPhoneと時計を忘れるという決定的なミスをしたのでした。終電だからもう後戻りはできない状況…。幸い所持していたコンパクトカメラにGPSと高度計を内蔵していたため、多少の目安にはなりました。もちろん時間を確認することもできます。

Panasonic DMC-FT3
GPSと高度計などを内蔵している。
GPSは、位置情報の更新に時間がかかるのが難点。

渋沢駅に着いてからは、駅前の案内表示で大体の道のりを確認して、登山口のある大倉を目指して歩き始めました。渋沢駅から大倉までは徒歩一時間くらいでしょうか。大倉に着いてからは、ヘッドライトを装着し、大倉尾根から登山を開始しました。塔ノ岳までは7km位の道のりです。

登山道には、ところどころ標識があり、距離も明記されているため、夜道でも迷う事はありませんでした。道は全体的に整備されており、木の階段となっているところが多いです。しかしこれらが歩きやすいとは限らず、特に暗がりの中では、足元の微妙な段差を見誤り、つまづきやすかったため、思いのほか疲れました。


大倉尾根には、このような標識がたくさんあるため道は非常に分かりやすです。


今回は、夜明けを塔ノ岳山頂で迎える予定で、夜景や朝焼けを撮るために、三脚を持って行きました。4kg以上ある本格的な三脚です。カメラは軽めのものにしましたが、レンズを2本持って行きました。そのため荷物はテント泊と同じか、それ以上の重量がありました。

気温は、時計を忘れたため分かりませんでしたが、ペットボトルの水が僅かにシャーベット状になる程度でした。最初はさほど寒さを感じませんでしたが、頂上付近では、風が強くなり、体感温度はかなり低くなりました。

頂上についたのは、夜明けまで2時間位の時間でしょうか。夜景の写真を数枚撮ったものの、汗冷えで、とても寒くて辛かったことや、眠気に襲われたことから、夜明けを待たずに下山しよう、と思った程でした。

防寒着を着こんで、何とか耐えていると、徐々に空が明るくなってきて、街の光と夜明けの空や星が綺麗で、写真を撮るのに夢中になってしまいました。こうなると時間が過ぎるのはあっと言う間で、暗がりから、うっすら富士山が見えだしてからは、東に西に撮影に忙しくなりました。

東京、横浜方面の夜明け

夜明けの富士山


横浜方面を望遠レンズで

スカイツリー(左)と、東京タワー(右の赤いライトが見えるところ)

塔ノ岳山頂の標識と富士山

富士山をもう一枚。(ここまでは全て塔ノ岳山頂から撮影したもの)

搭ノ岳山頂で朝を迎えた後、すっかり眠気も覚めたので、そのまま大倉尾根を下って帰るという気持ちにはなれず、時間的に余裕もあるので、丹沢主脈の縦走をすることにしました。

搭ノ岳~丹沢山~蛭ヶ岳~姫次~焼山…と丹沢主脈を進む場合ネックとなるのが焼山から下山した後の交通手段。焼山登山口バス停から三ヶ木というところへ行き、三ヶ木から橋本駅行きのバスに乗り換える必要があるのですが、このバスは土日は、午前と午後に1本ずつしかありません。午後は16時38分発ですのでこれを逃したらタクシーを呼ぶしかありません。


今回のように搭ノ岳山頂スタートの縦走であれば、十分間に合うのですが、朝一番で渋沢駅からスタートした場合は、この縦走はきついかもしれません。(通常一泊二日のコースみたいです。)


塔ノ岳から次に目指す丹沢山は、緩やかに上っていくため軽快に進めました。丹沢山では、殆ど滞在せず、蛭ヶ岳を目指しましたが、この間は少し下りがあって、さらに上らなくてはいけません。それでもこの三つの山の縦走は見晴らしがよくて気持ちが良いです。

塔ノ岳から丹沢山は、2.6km


丹沢山の山頂。ここから蛭ヶ岳は3.3km。
蛭ヶ岳に向かう途中にある鬼ヶ岩


右手が 蛭ヶ岳。一旦下ってから上ります。

蛭ヶ岳山頂。塔ノ岳からここまでは眺めが良い縦走路。
丹沢最高峰で、神奈川県最高峰でもあります。

蛭ヶ岳山頂から焼山方面へは、ほとんど上ることなく、ひたすら高度を下げていきます。姫次までは雪が残っているところが多いため、軽アイゼンが必要かもしれません。姫次から焼山の間にも、霜柱が凍ったところなど、滑りやすいところがありました。

蛭ヶ岳から姫次は3.3km。
姫次方面への下りでは、軽アイゼンを付けた人もちらほら。

姫次に着くとまた富士山を拝めます。
姫次から焼山は4.9km。なだらかな下り。

焼山には人工の見晴らし台がある程度で、あまり山頂という感じがしません。焼山からはバス乗り場がある西野々か、焼山登山口を目指します。途中分かれ道がありましたが、どちらも距離は同じだったと思います。


焼山につくと、こんな見晴らし台があります。

シンプルは時刻表。土日は一日2本ずつ。

焼山登山口に着き、バスまでの待ち時間が2時間もあったため、三ヶ木方面を目指して歩きました。バスの通り道を歩いていたので、結局待って乗るはずだったバスに追いつかれた格好で乗ることができたのですが、止まって待って体を冷やすよりは良かったかもしれません。


こうして結構長い時間寝ずに歩き続けたのでした。写真も撮れて満足でしたが、機材が重いのはやはり辛かった。見直しが必要ですね。


今回、それほど多くの人とすれ違ったわけでは無かったので、この時期の丹沢はお勧めかもしれません。温かくなるときっと混雑するのでしょうね。


2011年9月19日月曜日

9月の北岳登山(一泊二日テント泊)

2011年9月10日(土)~11日(日)


今年の6月に始めた登山ですが、東京一高い雲取山、関東一高い日光白根山・・・と続けば、次は日本一高い富士山・・・と続けたいところでしたが、その前に登っておきたかったのが日本アルプスの山々。今回は南アルプスの北岳を選びました。富士山に次ぎ、日本で二番目に高い標高3,193mの山です。

土日を利用した一泊二日テント泊の計画でしたが、金曜日の夜23:54新宿発の白馬行きムーンライト信州81号に乗れば、甲府に夜中の2:21に到着し、登山口がある広河原行き4:00発のバスに乗ることができます。この計画であれば、広河原に着くのは6時過ぎです。


※電車とバスの運行状況は季節と曜日により異なりますので、事前に確認しておくことが必要です。


友人と新宿で待ち合わせをして、予定どおり23:54新宿発の白馬行きムーンライト信州81号に乗りましたが、酩酊状態であった事もあり、不覚にも甲府を寝過ごしてしまいました。甲府を過ぎて間もなく気がつきましたが、甲府の次の停止駅は小淵沢。小淵沢で下車したものの、戻りの列車は始発までありません。ホームの待合室で仮眠して始発を待ったのでした。


始発列車に乗り込み、甲府に着いてから広河原行きのバス乗り場を探していると、タクシードライバーの猛烈な客引きにあいました。タクシードライバーから次のバスが9時まで無いこと、広河原までタクシー代が12,000円であること、などを聞かされました。そのときの時間は7時でしたので、タクシーを使うほうが賢明だと考えましたが、料金が気になります。バスで2,000円のところをタクシー代12,000円を二人で割り勘するのでは、ちょっと高い。タクシードライバーに別の方々と相乗りをしたいため、少し待つことを告げると、彼は、まもなく到着した関西方面からの深夜バスから相乗り希望者2名を連れてきたのでした。


そんな経緯でタクシーで広河原を目指しました。バスより乗車時間が短くて済み、8時ちょっと過ぎに着いたので、当初の予定の2時間遅れでスタートです。先週の台風の影響で、大樺沢のルートは橋が流されたとのことで、避ける必要がありました。急遽、白根御池小屋~草すべり~小太郎尾根分岐を経由して、北岳肩ノ小屋を目指すルートに変更しました。


天気は晴れ。気温は高く、Tシャツでも汗がでる程(26度くらい)でした。今回新たに加えた装備は、トレッキングポール。ネットで調べて、特に安かったBUNDOKというメーカーの1ペア2,900円の物を購入しました。初めは使い勝手がよくわからず、カメラを使いたいときに両手が空かず邪魔だったりしましたが、だんだん慣れてきて、その恩恵を受けるようになりました。バランスを崩しにくくなり足への負担が減ったり、急坂でも地面に手をつく回数が大幅に減ったり、平地では歩行に推進力を得られたり・・・というのが主な効果でしょうか。あるのと無いのとでは随分違うと感じました。2,900円のものでも少々重いと感じた程度で、機能的には申し分なかったです。


白根御池小屋までの道はそこそこ急で、木の階段や、はしごがところどころにあり、それらが余計に疲れさせました。広河原から2時間半で白根御池小屋に到着(標高差は700mちょっと)。小屋は綺麗で、ビールの自販機もあり、ソフトクリームも売っていました。ビールもソフトクリームも両方いただきました。


広河原から、つり橋を渡って山に入ります。

ところどころ木のはしごがかかっています。

白根御池小屋。きれいな小屋でした。

白根御池小屋から北岳頂上付近を見上げたところ

白根御池小屋の前のベンチで40分ほど休憩をしました。小屋から北岳頂上付近を見上げると、本当にあそこまで4時間程度でたどり着けるのかしら?と思うほど高くそびえ立っていました。その大半の時間は、地図上で「草すべり」という名称で記された登り坂。登り始めると、振り返れば鳳凰三山が間近に見えます。小太郎尾根分岐まで、地図上で3時間の道のりでしたが、途中、昼食をとりながら、2時間10分ほどで到着できました。


白根御池から草すべりを登りはじめます


小太郎尾根分岐

小太郎尾根分岐から北岳肩ノ小屋までは、森林限界を超えた展望の良い稜線で、美しい景色に囲まれて、それまでの疲れも一気に吹き飛びました。やはり天気が良いと景色が違いますね。前回の視界ゼロの日光白根山とは大違いです。写真や動画を撮りながら、北岳肩ノ小屋についたのは午後2時半ころでした。テント場が混んでいたため、端っこの方にテントを張りました。頂上は明朝目指すことにしました。



小太郎尾根分岐から北岳肩ノ小屋までは展望が良く歩いていて気持ちよい


もう少しで北岳肩ノ小屋


北岳肩ノ小屋に到着。雲が出てきました。

夕暮れ時は、東の雲が時々切れて富士山が顔を出したり、西の空は雲がてきましたが、幻想的な夕陽を見ることができました。日没時の気温は10度くらい。思ったほど寒くは無かったですが、夜はテントの下を強風が吹き抜け、少し寒かったです。化繊の寝袋(mont-bellスーパースパイラルバロウバッグ#5)で、少し寒いと感じた程度でした。


夕暮れまでたっぷり時間があり、カップワインを飲みながら過ごしました

幻想的な時間帯

雲の間から甲斐駒ケ岳が姿を現しました

月に照らされたテント場

広河原まで、タクシーを相乗りした神戸のKさんと仲良くなり、Kさんのすすめで、朝3時半に集合して、一緒に頂上を目指すことにしました。ヘッドランプをつけて、暗闇の中を30分弱登って頂上にたどり着きました。頂上へは我々が一番乗りでしたので、良い場所を確保して、沈む月や、星や、日の出を撮って2時間近くを頂上で過ごしました。風が強く、薄手のフリースと、薄手のインナーダウン、ウィンドブレーカー(フーディニフルジップ)を着ていましたが、岩陰で風をよけて座っていた時はさほどではありませんでしたが、風が直接に当たる場所ではかなり寒かったです。


翌朝の頂上からの展望

雲海の中の富士山

北岳の三角点

我々がテントを張った場所は北側のはずれの方

テント場に戻って、朝食を食べてから撤収して8時半に出発。帰り道は行きと同じルートをとり、北岳肩ノ小屋で、生ビールとソフトクリームを。休憩時間も含めて3時間半で下山しました。下りきった広河原山荘でもビールを飲み、バスが出発するまでの時間をぎりぎりまで過ごしましたが、おかげでバスに立って乗る羽目になりました。2時間以上、山道を揺られつらかった・・・。


総括すると、アップダウンがあるわけでなく、往きはひたすら登って、帰りはひたすら下るだけなので、苦しい思いはしませんでした。特に危険な場所も見当たりませんでした。なにより天気に恵まれたのが良かったです。




最後に、通ったルートのメモと地図。
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9/10(土)晴れ


広河原バス停 標高1,520m 8:22発
白根御池小屋 標高2,230m 10:54着 11:38発
小太郎尾根分岐 13:46
北岳肩ノ小屋 標高3,000m 14:30




広河原~白根御池小屋~北岳肩ノ小屋の歩行記録
(iPhoneで記録しているので、正確ではないです。)
https://goo.gl/VHk3Fh


9/11(日)晴れ


北岳肩ノ小屋 標高3,000m 3:34発
山頂 標高3,193m 3:58着


山頂 5:38発
北岳肩ノ小屋 6:20着


北岳肩ノ小屋 8:31発 
白根御池小屋 10:03着 10:33発
広河原山荘 12:09着






北岳肩ノ小屋~北岳山頂の歩行記録
(iPhoneで記録しているので、正確ではないです。)
https://goo.gl/pE1U7n




北岳肩ノ小屋~白根御池小屋~広河原山荘の歩行記録
(iPhoneで記録しているので、正確ではないです。)
https://goo.gl/9CZ3jh


2011年9月7日水曜日

奥白根山(日帰り)で使用した装備のメモ

2011年8月21日、雨。奥白根山(日光白根山)の日帰り登山の装備メモ。
(奥白根山の記録はこちら)



※重量は、カタログデータや実測値


①替えのTシャツ mont-bell ウィックロンTシャツ(WIC.T) 145g
②長袖のアンダーウェア patagonia キャプリーンライトウェイトCrew 159g
③薄手のフリース patagonia キャプリーンエクスペディションウェイトZip-Neck 258g
④薄手のアウター patagonia フーディニフルジップ 122g
⑤替えの靴下 patagonia
⑥ハイドレーション platypus 2.5リットル用と予備で空の1リットル用
⑦クッカー evernewチタンクッカー深型L(200g) 中にイワタニプリムスの114ナノストーブ(64g)
⑧防寒着 mont-bell U.L.ダウンインナーパーカー 220g
⑨雨具 mont-bell スーパーハイドロブリーズ レインウェア 590g(上下)
⑩雨具 mont-bell レインスパッツ  135g(ペア)
⑪タオル mont-bell マイクロタオル スポーツ 60g
⑫トイレットペーパー
⑬雨具 mont-bell ジャストフィットパックカバー25 80g
⑭バッグ zero point バーサライト パック20 360g
⑮地図
⑯携帯電話用充電器 エネループ KBC-L2B 130g(本体のみ)
⑰携帯電話 iPhone4 137g
⑱デジタルカメラ Panasonic LUMIX DMC-FT3 197g(SDカード、バッテリー含む)
⑲小物類…コンパス(Silva)、ナイフ(Victorinox)、ライト(mini MAG-LITE)、熊よけの鈴、アロンアルファ
⑳フリーズドライ食品


上記以外に折り畳み傘1本と、お菓子などの携帯食を加えた総重量は6.6kgとなりました。そのうち水(2.5リットル)、食料、ガスカートリッジやトイレットペーパーなどの消耗品が3kg弱なので、ベースウェイトは4kg以下。


バッグはzero pointのバーサライト パック20という超軽量のペラペラのものを使用しましたが、量的には上記装備で満杯になりました。このバッグは中身の量が少ないとフニャっとしてしまい若干使いにくいです。中身が多ければ多いで背面側が凸となり、違和感がありました。スタート時から雨が降っており、雨具類は最初から身につけていたので、登山開始時に背負っていた荷物はもう少し軽くなっていました。


満杯状態。実際には登山開始時に雨具を取り出したので、もう少しゆとりがありました。

日帰りなら調理器具を持たずに、おにぎりなどで済ませるというのも有りでしょうけれども、山の上で暖かいものを食べると体も温まり美味しいので、ついつい持って行きたくなります。

8月半ばでしたが、関東地方はとても涼しい天気で雨も降っていたため、凍らせた水筒の水がなかなか解けずに参りました。