2012年4月7日(土)
前回のブログで、両神山までのアプローチについて書きましたが、悩んだ末に中双里から登ることにしました。
中双里からのスタートでは、バスの時間の関係で行動可能時間は8時間半程度です。コースタイムでは登りが6時間、下りは日向大谷口までが2時間半ですので、休憩を含まずの時間でもコースタイムぎりぎりという計画です。
登りでコースタイムを縮めることができれば、下りはもっと時間がかかる坂本方面へ抜けようと考えていましたが、不能な場合、どこかでビバークする必要もでてくるかもしれません。一応、タープや寝袋などの装備を持って出かけましたが、この日は、気温がやや低く、途中雪が降りましたので、さすがにタープ泊はきつかったかもしれません。
中双里から坂本へのルートを進みたかった理由は、ただ単に南から北へ縦走したかったためでした。昨年、鴨沢から雲取山に登り、三峰神社へ抜けましたが、その延長線で考えると、南から北へ進みたいというこだわりがあったからです。
中双里のバス停から橋を渡ると、登山口があります。 |
しかし民家の中を進む必要があり、わかりにくいです。 |
民家を過ぎると登山口があります。 |
白井差峠まで標高差700m。コースタイム2時間。 |
急な坂道が続きます。 |
白井差峠 |
白井差峠の後、尾根を登りきると、今度は少し下り、 大きな岩にぶつかります。これを東側に巻きます。 |
梵天ノ頭 |
大峠の道案内図。ここまでは順調。 |
大峠までは、コースタイムを1時間半短縮できていたので、坂本までいけるかな?と思っていたのですが、ミヨシ岩付近で、テープの跡につられて「第2ルート」なる東の痩せ尾根にそれてしまい、大分タイムロスをしました。
ルートを戻した後も両神山の山頂手前で、どこが剣ヶ峰かわからず、周辺の岩山のピークを何度もいったりきたりしたため、大峠から両神山山頂(剣ヶ峰)まで、3時間半も要してしまいました(コースタイムは2時間15分です)。このせいで前半の時間短縮分が台無しになりました。
地図どおり稜線を進みたくても、途中に岩山が有る場合、登ってその先を降りることができるのかどうか。崖で降りることができない場合は、戻って西側を巻くのか、東側を巻くのか。地図を見ただけでは簡単に判断できませんでした。またこの時はちょうど雪とモヤで展望が悪くなった時間帯でもありました。
「第2ルート」という道標に気が付かず東の尾根に迷い込みました。 |
両神山山頂ではないところ。 |
ここも両神山山頂ではなかった。 |
両神山山頂付近から振り返ると、あれらのピークに 何度もよじ登って迷っていたわけです。 |
やっと両神山山頂に到着。6時間近く要しました。 |
結局、ロープの向こう側から登ってきたわけです。 中双里からの道は、廃道だったのでしょうか。 |
時間切れのため坂本の最終バスにはもう間に合いません。日向大谷口へ下るにしてもコースタイムどおりでやっと最終バスに間に合う・・・という状況。
頂上でゆっくりする時間も無く、日向大谷口を目指して下山しましたが、下りルートは凍っている箇所が多数。なんとアイゼンを忘れるという大失態をして、やはりタイムロスをしたのでした。それでもなんとか無事に最終バスに乗ることはできました・・・。
日向大谷口までは、アイゼンが無いときつかったです。 |
以下、メモと歩いた地図のリンク
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中双里バス停到着 9:44
白井差峠 11:01
梵天ノ頭 11:38
大峠 12:09
~ミヨシ岩付近と山頂付近で道に迷う~
両神山山頂 15:37
~10分ほど滞在~
両神神社 16:06
清滝小屋 16:40
弘法の井戸 16:46
日向大谷口 17:51
中双里~両神山山頂(剣ヶ峰)
https://goo.gl/tU189C
両神山山頂(剣ヶ峰)~日向大谷口
https://goo.gl/CCZ4D7
以下、主な装備の写真とメモ
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■バッグ
Black Diamond RPM
■ビバーク用
(マットレス)
mont-bell U.L.コンフォートシステム エアパッド90 285g
mont-bell U.L.コンフォートシステムピロー 90g
(寝袋)
mont-bell U.L.スパイラルダウンハガー サーマルシーツ 410g
mont-bell U.L.スリーピングバッグカバー 225g
(タープ)
mont-bell ツェルト フライシート 240g
張り縄(2mmダイニーマ) 2本
ペグ(Arai スティックペグ、クロスペグ) 計10本
■雨具
mont-bell ハイドロブリーズ レインウエア 474g
mont-bell ジャストフィットパックカバー25 80g
■着替え、防寒着
Patagonia フーディニフルジップ 121g
mont-bell WIC,ラグランロングスリーブT 170g
mont-bell スーパーメリノウールEXP.ハイネック 260g
■小道具用ポーチ
コンパス、熊よけの鈴、ヘッドライト、ナイフ、カメラ、地図、トイレットペーパー、iPhoneなど
■水筒
Platypus2(2.5リットル)
以上、水・食料を含まずで、実測4.5kg程度
■身に着けていたもの
Patagonia キャプリーン2上下、R1フーディ、ナノパフベスト
North Face Verb Pants
mont-bell GORE-TEX ライトスパッツロング
トレッキングポール、腕時計、靴下、靴...
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