友人と秩父湖から和名倉山(白石山)に登る計画を立てました。和名倉山に登った後は、将監峠を経て、奥秩父主脈縦走路を東へ、飛龍山を目指す1泊2日の山行です。
入口となる秩父湖へは、西武秩父駅から三峰口行きのバスで向かいます。G.W.初日ということもあり、三峰口から雲取山に登ると思われる方々が大勢おり、バスは臨時便が出るほどの混雑でした。しかし途中の秩父湖で降りたのは我々のみでした。
和名倉山は、位置的に奥まっていることもありますが、昭文社の「山と高原地図」を見ると、秩父湖側からのルートが点線コースとして書かれているため、埼玉から登る山としては近付きにくいのかもしれません。
今回は、「山と高原地図」に加えて国土地理院の2万5千分の1地図と、さらに最近リリースされたiPhoneアプリ版「山と高原地図」を持って出かけました。
秩父湖付近ではまだ桜が咲いていました。 |
秩父湖の先に見える山の向こうまで歩く計画です。 |
埼大山寮。登山道へのつり橋は、この左手を下りるとあります。 |
長いつり橋 |
右の道は封鎖されており、左は行き止まりとのこと。左に進みましたけど。 |
登り始めのルートがよく分からなかったので、とりあえず尾根を目指しました。尾根に出た後も、反射板跡地まで登りが続きます。反射板跡地に着くと、眼前に三峰、奥には武甲山へと伸びる奥武蔵アルプスを見ることができます。
反射板跡地から造林小屋跡までは作業道だったためか、平坦な道が続きます。造林小屋跡は、レールの残骸や、一升瓶が大量に廃棄されたままとなっています。
その後、遭難が多いらしいスズタケのヤブを越えて、テープを頼りに二瀬尾根に辿りつければ点線ルートは終了です。和名倉山の山頂を踏むためには、二瀬尾根から片道20分程度の道のりを往復する必要があります。
登り始めは、尾根まで出るのにひと苦労でしたが、 その後も登りが続きます。 |
反射板跡地という小さな平地からは、 武甲山や三峰神社方面がよく見えます。 |
造林小屋跡地付近 |
造林小屋跡からはヤブの中を登ります。 |
北ノタルを越えたあたりから、 苔と残雪に覆われた林を進みます。 |
二瀬分岐から山頂に向かう途中の景色。 真正面奥が飛龍山でしょうか。 |
和名倉山の三角点 |
川又分岐付近には鹿が沢山いました。 |
川又分岐から10分ほど南下したところでビバーク。 |
翌朝の将監峠へ向かう稜線は、景色が良く、とても印象的なルートでした。
朝焼けがきれい。気温は4度くらいでした。 ツェルトは少し結露した程度。 |
遠くにうっすらと南アルプスが見えます。 |
景色の良い稜線を歩きます。 |
雲取山がよく見えます。右手前はカバアノ頭。 |
東仙波のあたりから富士山も見えてきました。 |
前に見えるのが唐松尾山でしょうか。 |
景色の良い稜線が続きます。 |
将監峠の標識 |
将監小屋の方へ下ります。 |
景色を堪能した後に将監小屋で、朝からビールを飲んで、40分もくつろいでしまいました。
将監小屋でくつろいだ後、飛龍山へは秩父主脈縦走路を進みます。竜喰山や、大常木山の南側の山腹を緩やかに登ります。途中、いくつか残雪で滑る箇所がありました。
小屋でビールを飲んだ後、飛龍山を目指します。 |
飛龍山の立派な山容 |
縦走路を進むと、飛龍山の南側にせり出した禿岩という絶景ポイントにつきます。
禿岩に到着 |
禿岩からの景色 |
飛龍山山頂から雲取山を目指す事を考えましたが、残り時間は、最終バスにぎりぎり乗れるかどうかという状況でしたので、諦めて、丹波へ下りることにしました。
禿岩から飛龍山山頂へは20分程度登ります。 |
飛龍山山頂に到着 |
前飛竜から雲取山方面 |
熊倉山(火打岩)あたりでは歩きやすい尾根道が続きます。 |
サオラ峠を越えて丹波方面へ |
車道に出るまでの間に何重にも熊よけのフェンスがあります。 |
最後に、通ったルートのメモと地図。
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4/28(土)晴れ
10:26 秩父湖バス停出発
10:48 埼大山寮
12:53 反射板跡地
13:49 造林小屋跡
16:32 二瀬分岐
16:53 和名倉山山頂
17:11 二瀬分岐
17:30 川又分岐先の尾根でビバーク
秩父湖~和名倉山~川又分岐付近
(iPhoneで記録しているので、正確ではないです。)
https://goo.gl/QFLqV1
4/29(日)晴れ
6:21 出発
8:28 山ノ神土
8:42 将監峠
8:46 将監小屋(40分弱休憩)
11:13 禿岩
11:45 飛龍山山頂
12:46 前飛竜
13:35 熊倉山
14:02 サオラ峠
15:30 バス停
川又分岐付近~将監峠~飛龍山~丹波
https://goo.gl/ZDQwco
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