2017年3月29日水曜日

MSRのダートステイク6を手に入れました

2017年のMSRのカタログに、「ダートステイク」、「コアステイク」、「タフステイク」というステイク(ペグ)が加わっていました。

今回、ダートステイク6を手に入れたのでレビューしたいと思います。

MSR ダートステイク6
MSR ダート ステイク (モチヅキの2017年カタログより)
MSR タフステイク (モチヅキの2017年カタログより)

MSR コア ステイク (モチヅキの2017年カタログより)

ダートステイクはABS樹脂製でY型のペグですが、先端はアルミになっています。 長さは6インチと9インチの2種類ありますが、今回私が入手したのは6インチです。

一般的なABS樹脂製のペグ(いわゆるプラペグ)は、金属製のペグより太い場合が多く、硬い土には刺さりにくい印象があります。芝生など、比較的柔らかい土で使う事を想定していると思います。

ダートステイクは、先端がアルミであることと、一般的なプラペグより少し細いことから、やや硬めの土にも使えそうです。細いと言っても同じ重さの金属ペグと比べるとかなり太いため、軽量化を図りつつも、太いペグがもたらす安定感を得ることができると思います。

プラペグにしては珍しく先端がアルミです

てっぺんにはMSRのロゴがあり、ガイラインを通す穴も開いています

左の4本がMSRのダートステイク6で、一般的なプラペグより細身です。
太さはグランドホグステイク(一番上)と同じくらいで、長さはミニグランドホグステイク(一番下)と同じくらいです。
MSRの各種ステイク(ペグ)のサイズ比較
強度について気になったので、手持ちのペグ数種と比較をしてみました。

ペグを深く打ち込み、4mmのガイラインを掛けて全体重を掛けながら腕の力も使って思いっきり引っ張ってみましたところ、スチールペグは少し曲がり、ダートステイクには少し白っぽいダメージの痕が見られました。

かなり大ざっぱなテストではありますが、プラペグは金属ペグより強度で少し劣る可能性があります。しかし簡単に折れる程、弱いわけではありませんので、1~2人用の山岳テントを固定するには十分な強度を有していると思いますので、今後山で積極的に使っていこうと思います。

最後に気になった点ですが、ダートステイクはペグを引き抜く際、他のペグより滑って引き抜きにくかったです。使う前に引き抜き用のガイラインの輪っかを付けておいた方が良いと思います。

各種ペグで強度の比較テスト

同じ角度で打ち込み、ガイラインを掛けて引っ張ってみました。

引っ張った後の写真。手前から3番目のスチールペグは曲がってしまっています。

右側の2種のペグにダメージが見られました。
中心よりやや上に白っぽい痕があります
引き抜きにくいので、2mmのガイライン15cm程を使ってループを作っておくと良いでしょう。

今回各種ペグを引っ張って比較して気がついたのですが、V型のペグが一番引っ張りには強いと思いました。今回試した中では、モンベルとDAC社の2種がV型になります。

今後、テントやツェルトのガイライン用に常に4本程V型ペグを携行しようと思います。


2017年3月21日火曜日

山と高原地図「奥多摩・奥秩父総図」を手に入れました

山と高原地図の2017年版が発売されましたが、今年新たに12万分の1の「奥多摩・奥秩父総図」がラインナップに加わったとのことでしたので、早速手に入れてみました。

2017年版から山と高原地図のラインナップに新たに加わった「奥多摩・奥秩父総図」

既に販売されている「日本アルプス総図」は15万分の1でしたので、同じ縮尺ならば、2者を並べて見ることができたのになぁ…と少し残念に思ったのですが、「奥多摩・奥秩父総図」の裏面には、周辺図として30万分の1の地図が載っていました。

30万分の1の地図では、北アルプスの越中沢岳あたりから南アルプスの寸又峡あたりまで、東は内房の千葉県鋸南町の一部までを一望できます。

このような広域地図で主要な山名が載っていると、山座同定を行う際に非常に便利です。GoogleマップなどWEB上の地図では、広域にした際に山名を見失いがちですので、今回改めて紙の地図の良さを再認識しました。

さて、冒頭に記したとおり、この地図は12万分の1なのですが、おなじく昭文社の分県地図に同じ縮尺の地図があるのでは?と思い調べたところ、東京都と神奈川県が12万分の1でした。私が住む埼玉は15万分の1でしたのでNGですが、東京都の地図に私の住む浦和周辺がぎりぎり入っているので、今回分県地図の東京都も一緒に購入しました。

この二つを並べて眺めるのもなかなか楽しいです。

同じく昭文社の分県地図「東京都」も12万分の1でしたので一緒に購入しました。

2者を重ねてみるとこんな感じです。




2017年2月27日月曜日

2月、三峰口駅~芋ノ木ドッケ~長沢背稜~小沢峠~軍畑駅(1泊2日)

2017年2月24日(金)~25日(土)


2週間前、雲取山から三峯神社に向かう際に、芋ノ木ドッケから長沢背稜への分岐の様子を見たのですが、雪が少ないように思いました。

長沢背稜は、東京都と埼玉県の県境にある尾根で、距離が長く、エスケープルートも少ないため、積雪期に歩くのは難しいと思っていましたが、今年は雪が少ないみたいですので、日を改めて挑戦してみることにしました。

長沢背稜を歩くのは今回が初めてで、直近の積雪状況もわからなかったため、1泊2日+予備日1日の日程を確保して、前回の雲取山よりも装備を軽くして臨みました。

エスケープルートですが、酉谷山付近で歩いたことのないルートを使って日原方面や埼玉側に下りることを考えるより、進めなくなったら芋ノ木ドッケまで戻る…という方針をとれば、よほどのことでない限り1泊2日+予備日1日で収まると考えました。酉谷山を過ぎて、三ツドッケまで進む事ができれば、あとは体力と相談しながら進めるだけ東に進むつもりです。

さて、芋ノ木ドッケは三峰側から目指しますが、バスで三峯神社まで行くのも味気ないので、秩父鉄道の三峰口駅から歩き始めることにしました。

三峰口駅の標高は310m、芋ノ木ドッケの標高は1946mですので、その差は1636m。結構登り応えがありそうです。

三峰口駅から表参道登山口がある大輪まで車道を1時間半程歩く必要があります。しかし何を間違えたのか、歩き始めて30分程の強石というところで、秩父御岳山方面の登山道に入ってしまいました。途中気がつきましたが、戻るもの面倒でしたので、杉ノ峠を越えて林道を使い、戻るようにして大輪まで行きましたが、無駄に400~500mを登り、40分程のタイムロスをしてしまいました。

大輪についたのが10時過ぎで、三峯神社に着いたのがお昼ちょっと前、芋ノ木ドッケに着いたのは15:20でした。そこから酉谷避難小屋までのコースタイムは4時間ちょっとですので、途中どこかでビバークすることにして、歩けるところまで歩くことにしました。

大輪の鳥居

三峰山の表参道を登ります

お昼前に三峯神社に到着

二週間前と比べ大分雪は減りましたが、前白岩の肩を過ぎたあたりでアイゼンをつけました。

芋ノ木ドッケから長沢背稜への分岐

少し雪はありますが、締まっていて歩きやすいです

稜線上はあまり雪は無かったです

長沢山方面

16:51 長沢山に到着。日没まであと少し。

天祖山方面への分岐

17:41 日没直後に水松山に到着

タワ尾根ノ頭を過ぎたあたりでビバーク

日没は17時半頃で、新月も近く月明かりは期待できないと思ったため、 タワ尾根ノ頭(滝谷ノ峰)付近でツェルトを張り夜を明かしました。夜、雪が降りうっすらと積もりました。明け方のツェルト内の気温はマイナス5.4度。風はそれほど無く、前回の雲取山よりは暖かく感じました。

2日目は6時過ぎに出発しました。タワ尾根ノ頭から酉谷山、七跳山あたりまでは尾根を巻くようなルートとなっているため、凍った状態だと怖いかも知れないと思っていましたが、足元の状態も良く、それほど危険を感じませんでした。

酉谷山、ハナド岩、三ツドッケでは、天候にも恵まれ、良い景色を見ることができました。その後の仙元峠や蕎麦粒山のアップダウンはきつく感じましたが、それ以上に日向沢ノ峰から長尾ノ丸、槙ノ尾山へ向かう凍った急勾配の下りが今回の最難所となりました。三ツドッケでアイゼンを外していましたが、ここで再びつけました。

さらに長尾ノ丸の山頂からルートが急に北方面に向かうところを見落とし、真南の急勾配を150mくらい下ってしまいました。下り過ぎているなと思い、高度を見たら790m。ルートを外れていることに気がつきました。そのまま下って車道(大丹波線)に出て、川井駅まで行くことも考えましたが、セオリー通り登り返しました。しかし20分程のロスです。

そこからは時間との戦いで、棒ノ嶺、黒山(常盤山)を過ぎ、小沢峠を目指しましたが、馬乗馬場を越えたあたりで日没を迎えました。その後、特に危険箇所はありませんが、藪っぽいところが少々と、最後、小沢峠付近の急勾配の階段が、アスレチックの丸太のようになっており、ヘッドライトを頼りに丸太から丸太へ飛び移らなくてはならなかったのがちょっと怖かったです。雪が付いていたらたぶん無理です。

そんなこんなで、はじめから予定通りいきませんでしたが、二日で59.9kmを歩き、無事に2月の長沢背稜を歩ききることができました。


酉谷山を目指します

人の踏み跡は消えていますが、動物が歩いた跡があります。

酉谷山山頂と避難小屋の分岐。山頂を目指します。

酉谷山山頂に到着。山頂から石尾根の向こうに富士山。

大岳山も見えます

酉谷山を後にして、避難小屋を覗いてみます。

酉谷山避難小屋の内部。綺麗に使われています。

酉谷山から先も稜線を巻くように進みます

七跳山はほぼ直登します

七跳山山頂に到着

ハナド岩からのパノラマ写真

三ツドッケへの分岐

三ツドッケ山頂からのパノラマ写真

三ツドッケを過ぎて三ツドッケを振り返ったところ

仙元峠に到着

仙元尾根方面は、いかにも埼玉っぽい感じ

一気に登り、蕎麦粒山山頂に到着

蕎麦粒山から一気に下りて、また登ります。右手に見えるのは川苔山かな?

その後ゆるやかな稜線もあります

有間山稜方面への分岐。これも埼玉っぽい雰囲気。

日向沢ノ峰から先は、急勾配の下りで凍結箇所多数。今回の最難所でした。

16:23 棒ノ嶺に到着。誰もいない(笑)

棒ノ嶺からのパノラマ写真。以前歩いた奥武蔵グリーンラインの全貌が見えます。

棒ノ嶺からは小沢峠を目指します

17:02 最後のピーク、黒山(常盤山)を通過。

18:09 小沢峠に到着。ちょっとピンボケ。

最後は車道を歩き、19:27 軍畑駅に到着。

最後に、通ったルートのメモと地図
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2017年2月24日(金)
三峰口駅 7:50
強石 8:13
杉ノ峠 9:03
大輪 10:07
三峯神社 11:43
炭焼平 12:44
地蔵峠 13:04
霧藻ヶ峰 13:14
お清平 13:23
前白岩 14:17
白岩小屋 14:33
白岩山 15:04
芋ノ木ドッケ 15:20
桂谷ノ頭 16:19
長沢山 16:51
水松山 17:41
タワ尾根ノ頭付近 18:04

三峰口駅~芋ノ木ドッケ~タワ尾根ノ頭付近
https://goo.gl/713JII



2017年2月25日(土)
タワ尾根ノ頭付近 6:12
行福ノタオ 7:12
酉谷山 7:36
酉谷避難小屋 8:03
七跳山 9:31
ハナド岩 10:07
三ツドッケ 10:42
仙元峠 12:16
蕎麦粒山 12:38
日向沢ノ峰 13:19
長尾ノ丸 15:00
槙ノ尾山 16:05(途中道に迷い20分ロス)
棒ノ嶺 16:23
権次入峠 16:42
黒山 17:02
馬乗馬場 17:11
小沢峠 18:09
軍畑駅 19:27

タワ尾根ノ頭付近~小沢峠~軍畑駅
https://goo.gl/djG4YH