2011年6月19日日曜日

装備について4(調理器具)

アウトドアの魅力の一つとして、真っ先に炭焼きのバーベキューを思い浮かべる方がいるかも知れませんが、ここで取り上げるのは、そのような大掛かりな器具ではなく、自分で荷物を背負うバックパックの旅や、登山をする際に必要な小型の調理器具をご紹介します。


調理用のストーブ(バーナー、コンロ)に使う燃料は、主に以下のタイプがあります。
1.液体燃料(ホワイトガソリン、レギュラーガソリン、灯油、軽油、アルコールなど)
2.カートリッジタイプのガス
3.固形燃料


それでは、タイプ別に見ていきましょう。


1.液体燃料を使用するもの
【ガソリン】
90年代半ば頃、私がオートバイのツーリングや、バックパックの旅をしていたころですが、ちょっとしたアウトドアブームがありました。当時、オートキャンプが中心だったと思いますが、ホワイトガソリンを使うコールマンのツーバーナーが、調理器具の代名詞のような存在でした。

コールマンは、燃料タンクとバーナー部分が一体になっていて、燃料タンクにポンプで圧力をかけた後に、バルブを開き、燃料を噴出させて点火するのですが、ガソリンストーブとしては、取り扱いが楽で人気がありました。

その頃、私が北海道ツーリングをした時に、当時販売されていた小型のワンバーナータイプの、ピーク1ストーブというモデルがライダーの間で絶大な支持を得ていました。

しかし私は今までガソリンストーブを使ってきませんでした。当時欲しかったのですが、ガスカートリッジタイプのストーブよりも本体価格が高かったことと、重量が重いため、バックパックの旅には不向きであることが理由で、購入しませんでした。

それでも冬山に登る方(ご年配の方ですが…)に聞くと、冬山ではガスカートリッジタイプのストーブでは火力が弱くなってしまうとのことで、ガソリンストーブのオプティマス8Rを永年愛用していると聞きました。私は本格的な冬山に登るわけではありませんが、最近になってガソリンストーブへの興味が湧いてきました。

オプティマス8Rはすでに販売中止(2005年頃)になっていますが、それ以外の主な現行ガソリンストーブを記しておきます。

《タンク一体型》
オプティマス…123Rスベア
コールマン…フェザーストーブ(442-726J)、スポーツスター(508A700J)

《タンク分離型》
オプティマス…Nova、Nova+
プリムス…エクスプレスVFスパイダーストーブ
MSR…ウィスパーライト、ドラゴンフライ、XGK-EX
スノーピーク…ギガパワーWGストーブ
新富士バーナー(SOTO)…MUKAストーブ



【アルコール】
アルコールストーブといえば、大抵の人は真っ先にトランギア(スウェーデン)というメーカーを思い浮かべるはずです。何十年もモデルチェンジを行っていないトランギアですが、それだけに安定した性能を持っているといえます。


しかしアルコールストーブは火力が弱いイメージがありました。トランギアの場合、効率良く、安定した火力を発揮させるために、ストームクッカーという、風防&ゴトクを備えた少々大掛かりなシステムを用意しています。このシステムは、食器も含む魅力あるセットなのですが、一式を揃えると、総重量がかなり重くなってしまいます。


従来はアルコールストーブと言えばトランギアしか無く選択肢が少なかったため、アルコ-ルストーブがあまり選ばれてこなかったのでは無いかと思っています。

しかし最近では、大きく状況が変わりました。EvernewやVargoからチタン製で軽量なものが発売されたり、アルミ缶で自作する方法がネットで広まったり、カーボンフェルトにアルコールを染み込ませて燃焼させるという新たな手法も出てきたりして、アルコールストーブが、一躍流行のストーブの座に返り咲いたのです。


アルコールストーブの再評価により、トランギアタイプのアルコールストーブにも様々なメーカーから軽量のゴトクや風防が用意されるようになり、ますます楽しい状況になっています。


このあたりは、追って詳しく紹介していきましょう。


・・・しかし火力調整が困難な場合が多いので、湯を沸かす用途限定、と考えた方が無難だと思います。



2.カートリッジタイプのガスを使用するもの
私は、お米を炊くことが多く、火力調節をし易いものが必要だったため、ずっとこのタイプのストーブを愛用しています。メーカーはプリムス(スウェーデン)です。


ガスストーブは点火や火力調整の面で扱いやすいことがメリットですが、空のカートリッジがゴミになること、ガスの残量が把握しにくいこと、燃焼中、カートリッジが冷え続けるため、使い続けると火力が落ちること・・・などがデメリットにあげられます。


ガスはカートリッジの規格がメーカーにより違うので、カートリッジが手に入りやすいメーカーが良いと思います。また安全性の問題も考えると、安いなどのメリットがあったとしても怪しいメーカーは避けたいです。どれが良いかと聞かれれば、やはりプリムス(イワタニプリムス)を薦めます。


1995年頃購入したイワタニプリムスIP-2243SWFA
900km徒歩の旅で使用。
写真は、延長ゴトク(2243EXT)や、フレームインジケーター
などのオプションパーツを装着した状態。


私の2代目プリムスは、湯沸し中心で軽量化重視。
この「114ナノストーブ」は、現在のプリムスのラインナップで一番軽いです。

3.固形燃料を使用するもの
固形燃料は、液体燃料と比べると断然取り扱いが楽です。非常用という位置づけのような気がしますが、お湯を沸かす程度であれば、積極的に使用したいですね。ドイツのエスビットというメーカーのものが有名で、私はそれ以外のものを良く知りません。


エスビットのデメリットは“すす”が出て、煙が臭いことでしょうか。


最近では、各社から軽量なゴトクが用意されていますが、アルコールストーブとしての役割を兼ねて設計されているものも多くあり、それらは、アルコール(液体)、エスビット(固形)の両方が使えて利便性が高いです。


開くとゴトクになる金属のケース。中央に燃料を2個置いたところ。
このケースと燃料がセットになったものでも1,000円ちょっと。

最近は、もっと軽量なゴトクが出てきました。これもエスビット社のもの

閉じるとこんな感じでかなり軽量コンパクト


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